菅原敬太先生といえば「鉄民」「走馬灯株式会社」「マーダー・インカーネイション」など異色作品が人気。その新作漫画となっているのが「隣町のカタストロフ」です。簡単に内容を解説するとある日、ある時刻を境に3つの町のみ、天と地が真逆になる怪奇現象が起こります。この漫画では「地変天異」と名付けられています。
空が地上に。地上が空に。そんな世界に取り残された人間達のドラマ、サバイバル生活が描かれた作品になっています。
現在は1巻〜2巻まで発売中。
右肩上がりで面白さが倍増している作品です。ストーリーの大筋もありますが、各エピソードごとに1人の人間の地変天異前後の生活が描かれており、パニック時の人間の本性が垣間見える作品。
独特な世界観を持った漫画ですので、ハマる人はとことんハマるはず。是非、読んでみて下さい☆彡
漫画「隣町のカタストロフ」は電子書籍ストア「BookLive!」にて無料試し読み可能。以下から試し読みページへ移動して独特な世界観を味わってみて下さい。
漫画「隣町のカタストロフ」ネタバレ
この漫画の見所である「地変天異」とは?
5月28日、午前10時12分に3つの町である、勇矢町・上勇矢町・南勇矢町だけが空と地上が逆転する現象が起こる。原因は不明。この町にいた者は空に吸い込まれたり、建造物にしがみつき、生き延びた者などでパニックになる。
この漫画では逆転現象のことを「地変天異」と説明しています。町から抜け出そうと地変天異の起きてない町に入ろうとすると上下の重力が逆になっているため見えない圧力によって体が押しつぶされてしまいます。まさに鳥籠の中に囚われた人間達。
この漫画の本筋は地変天異が起きた原因を突き止めて、町を元通りにすること。それに付随して3つの町にいた各人物の5月28日、午前10時12分前後の生活を描いています。
各人物の人間ドラマが面白い
各巻、3人前後の地変天異が起こる前後の生活模様が描かれます。そこは濃厚な人間ドラマが展開され、パニック時に人間の本性を垣間見ることができます。
恋心を持っていた人物を助けようとする者、自分を犠牲に娘を助けようとする者、地変天異の起きていない実家に変えろとする者、過酷な状況下で居場所を見つけて殺戮を行う者などなど。
各エピソードのみで空に飲み込まれてしまう人物も多いですが他の漫画にない異常現象時の人間の本性や葛藤が非常に面白く描かれています。
辿り着く「地変天異」が起こった原因…
2巻の終盤で、この漫画のメインキャストになるのか…涼晴といった高校生が地変天異が起こることを事前にわかっていた人物に近づきます。実は1巻で涼晴の恋人であった琴美は学校の後輩から地変天異が起こるから室内に逃げろといった連絡をもらっていました。
残念なことに琴美は空に飲み込まれますが、携帯を拾った涼晴は後輩からのメールに驚きます。そこには自分がこの地変天異を起こした原因と記されていたから。
涼晴は同じ高校の後輩「キク」と名乗る人物と接触しようとしますが、背後から迫る影が現れて2巻は幕を閉じる形に。
漫画「隣町のカタストロフ」結末はいかに!?
現在は1巻〜2巻まで発売されており、結末には程遠い状態です。ただ、漫画を描く菅原敬太先生の他作品「鉄民」は3巻で完結。「マーダーインカーネイション」は2巻で完結。「走馬灯株式会社」は10巻で完結しています。
恐らく、長編漫画にはならず長くても10巻以内で結末を向かえる漫画ではないかと予想しています。
地変天異を起こした原因とされる後輩「キク」に涼晴が接触。何かしらあり、3つの町は元通りに戻って空に飲み込まれた人間も戻ってくるのではないかと予想しています。いわゆるハッピーエンド寄りで結末を向かえると個人的に考えています。
謎も多い漫画なので、考察好きの方も楽しめるはず。気になった方は無料試し読みからでも良いので独特な世界感のある漫画「隣町のカタストロフ」を味わってみてください。
隣町のカタストロフ
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